三宮駅周辺のおでかけ観光スポット 地元民オススメの定番から穴場までご紹介。
神戸の名前の由来となった「生田神社」は駅から徒歩約5分。異国情緒あふれる「北野異人館街」にも徒歩約15分で到着。地上約100mの高さから神戸港や六甲の山々を一望できる無料展望ロビー、神戸を代表する都市公園「東遊園地」などアクセス便利な人気スポットが点在します。新神戸駅編・元町駅編も参考に。
生田神社
北野異人館街
東遊園地
神戸市役所24階展望ロビー
旧居留地・神戸市立博物館
生田神社

神戸の中心に位置する「生田神社」は約1800年もの歴史がある神戸を代表する名社。稚日女尊(わかひるめのみこと)を祀り“ご縁結びの生田さん”としても親しまれています。

生田神社の御由緒。神戸の地名は生田神社の「神戸(かんべ)」から起こったのだそう。

拝殿前に登場する干支の大絵馬が年末年始の風物詩。鎮守の森「生田の森」が拝殿北側に広がり、静寂の中で凛とした空気が感じられます。
北野異人館街

三宮駅から徒歩約15分。神戸港を見下ろす高台に外国人住宅が並ぶ「北野異人館街」は港町神戸を代表する観光地。明治時代に日本人との雑居が認められた北野エリアには多くの外国人住宅が立ち並び、戦災や震災を乗り越えて今なお異国情緒が薫る街並みが人々を惹きつけます。

尖塔の上に立つ風見鶏が印象的な旧トーマス住宅「風見鶏の館」は神戸を象徴するランドマーク。代表的な公開異人館で、重厚な雰囲気をまとった木骨煉瓦造り。ドイツ伝統様式やアール・ヌーヴォーの意匠が伺えて見ごたえがあります。

もう一つの代表的な公開異人館「萌黄の館」も明治後期の建築。木造2階建て・下見板張りといった神戸の異人館にある特徴を備え、明るい陽射し差し込む空間は窓の装飾も相まって格調高く明るい印象。公開異人館としては2館券を販売する「風見鶏の館・萌黄の館」と、入館無料の「ラインの館」が代表的な存在。

公開異人館にはいくつかの事業者が混在し、料金体系などが異なるのでご注意を。他にもカフェ&ギャラリー「神戸北野美術館」、うろこの家・英国館などを運営する「異人館うろこグループ」、香りの家オランダ館などを運営する「香りの家オランダ館グループ」、プラトン装飾美術館(イタリア館)などが。

神戸で最初に公開された代表的な異人館「うろこの家」は国登録有形文化財や兵庫県住宅百選にも指定。

地域の文化を世界に発信する「スターバックス リージョナル ランドマーク ストア」に選ばれたスタバ「神戸北野異人館店」も大人気のスポット。1907年(明治40年)建築の木造2階建て住宅でゆったり寛ぐ神戸ならではのひととき。美しい洋館と調和する木製ロゴサインも良い感じ。

今でも外国人が多く住むこの北野界隈には様々な国の宗教施設も点在。日本最古のモスク「神戸ムスリムモスク」や日本で現存最古のシナゴーグ「関西ユダヤ教団」、ジャイナ教寺院「バグワン・マハビールスワミ・ジェイン寺院」など、日々の信仰・祈りの場として今も多くの信者の拠り所となり北野の街に溶け込んでいます。街を歩いてこれらの文化を感じられるのは、外国との交易で栄えてきた港町神戸ならでは。
東遊園地

三宮駅からフラワーロードを南へ徒歩約10分。神戸を代表する都市公園「東遊園地」は大小2箇所の芝生広場が広がり、ゆったり腰掛けるベンチやテーブルもあちこちに。

芝生はとってもフカフカ!遊んだり寝転んだり、それぞれが思い思いに過ごす楽しいひととき。

園内あちこちにベンチ・テーブルが。ちょっとした休憩はもちろん、お弁当やコーヒー片手にホッと一息。

にぎわい拠点施設「URBAN PICNIC」にはカフェ&レストラン「WEEKEND」も。屋外図書館「OUTDOOR LIBRARY」も設置され、木陰のベンチでくつろぎながらお気に入りの本を楽しむ癒しのひととき。

1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災。お亡くなりになられた方を追悼し、今を生きる人々へのメッセージを発信する「慰霊と復興のモニュメント」「1.17 希望の灯り」が東遊園地に。毎年1月17日には「阪神・淡路大震災 1.17のつどい」が行われます。




神戸市役所24階展望ロビー

神戸市役所1号館24階には入場無料の「展望ロビー」が。直通エレベーターであっという間に到着。

地上約100mの高さから港町神戸の眺望を満喫。22:00まで開いているのも嬉しい。

海側だけでなく三宮の市街地や六甲の山々も一望。海と山が近い、自然ゆたかな神戸の魅力が存分に感じられます。
旧居留地・神戸市立博物館

東遊園地・神戸市役所の西側に広がる「旧居留地」エリアは1868年の神戸開港当時、外国人居留地としてヨーロッパの近代都市計画に倣って整備された歴史的な場所。明治から昭和初期にかけての近代建築が今も点在し、その美しい街並みを散策するのも楽しいひととき。こちらの最も古い「旧神戸居留地十五番館」は明治10年代築で、1995年に発生した阪神・淡路大震災により全壊した後、倒壊前の部材70%を使用して建設当初の姿に再建。

国道2号沿いの海岸通には1922年竣工の近代建築「商船三井ビルディング」が。街の散策は夜景が美しい夜もオススメ。

1935年に建てられた旧横浜正金銀行神戸支店ビルは現在「神戸市立博物館」として活用され、地元ならではの常設展や話題の特別展を開催。